メガバンクの傘下のクレジットカード会社が株式上場しない理由

  銀行のクレジットカードサービスはそれぞれの銀行がクレジットカードの子会社を設立して、その子会社がカードを発行していました。
UCカードのように、いくつかの銀行が共同で出資をして会社を設立し、カードを発行したケースもありました。

この流れは、銀行再編で一変しました。
本体の都市銀行が統廃合を繰り返し、現在では3つのメガバンクに集約されました。
この統廃合の影響を受けて、銀行系カード会社も統廃合を繰り返しています。

現在では、三菱UFJフィナンシャル・グループが三菱UFJニコスとジャックス、みずほフィナンシャルグループがクレディセゾン、三井住友フィナンシャルグループが三井住友カードとグループ、もしくは資本関係にあります。

これらの銀行系クレジットカード会社は、株式上場していないことがほとんどです。
企業が株式上場する大きなメリットは『資金が調達できる』ということです。株式を売買することによって、資金を得ることができます。
しかし、これらの子会社は資金をたっぷりと持っているメガバンクの傘下にいるので、資金調達に困ることはありません。
株式上場には、資金が調達できるという大きなメリットと引き換えに、『会社にとって望ましくない人に株式を買われてしまう』というデメリットを抱えることになります。

つまり、メガバンク傘下のクレジットカード会社には、株式上場するデメリットはあれど、メリットはないという状態になります。なので、大きな会社でも株式上場しないで運営されているのです。

クレカ会社もお金を貸し出す

クレジットカードサービスは、親会社である銀行の資金調達を担っていると同時に、個人向けの資金の貸出も行っています。
クレジットカードはリボ払いも提供する一方で、キャッシング業務も行います。

最近では、親会社も独自にカードローンを発行し、個人向けの小口融資も行いますが、同時にクレジットカードサービスでも行っています。
そういった意味では、銀行からお金借りるならどこ?と迷っているユーザーにとっては選択肢が広がっており、今後はさらなるサービス競争も期待されます。

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